22th meeting
「悪」
Core Talk Cafe meeting

開催場所

喫茶茶会記(四谷三丁目)

参加者数

9名(運営スタッフ含まず)

テーマ選択の背景

悪意、必要悪、犯罪、悪人、ダークヒーロー。「悪」は本当に「悪い」のでしょうか。「悪」は格好いいのでしょうか。「悪」はこの世から根絶されるべきでしょうか。日常的な観念から、「悪」を考えるべくテーマといたしました。

当日の様子

あたたかなご配慮のある悪人の皆様の御陰で終始笑顔の絶えない回となりました。議論は「ひとはなぜ悪役に惹かれるのか」という問いを中心に展開しました。悪役の魅力は、共同体に反して我を通すという点、高い能力をもち自由に振る舞うという点、善悪を越えた美学を有する点、などが指摘されました。こうした悪役を見るわたしたちの見方は、善・悪を規定する見方ではなく美を判断する見方なのでは、ということが含まれていたように思います。それでもなおわたしたちは「悪役」の「悪」そのものに惹かれているのだろうか、という問いにもどって今回の議論は幕を閉じました。
Core Talk Cafe digest

Digest of digest

悪役の魅力は、その登場人物が「悪」であることによるのか
アンパンマンとバイキンマンではどちらが魅力的か

Book Guide

『善悪の彼岸』 フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』(ちくま学芸文庫)
フリードリッヒ・ニーチェ
ちくま学芸文庫 2004-5

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